公益社団法人青少年育成広島県民会議

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けんみん文化祭ひろしま’04総合フェスティバル

平成16年11月13日(土),けんみん文化祭ひろしま’04総合フェスティバルにおいて,成果を発表しました。

県と社団法人青少年育成広島県民会議では平成13年度から,「青少年育成とらい・やる21事業」として,青少年の学びの場・活躍の場づくりを推進してまいりました。

この事業は,中学生たちが,学校の総合的な学習の時間を活用して,地域の伝統文化の継承や,新しい文化の創造に取り組むものです。子どもたちは家庭・学校・地域の連携のもと、様々な方のお力をお借りしながら,太鼓・踊り・唄などに取り組んでいます。

とらい・やるフェスティバルでは,このような子どもたちが一堂に会し,お集まりいただいた多くの方の前で日頃の取り組みの成果を披露いたしました。

出演順に学校と演目を紹介します。


熊野中学校(熊野町)


  演目:
  組曲「筆の都くまの」
  第1楽章「筆のまつり唄」
  第2楽章「筆の響」
  第3楽章「筆の都」
 熊野中学校3年生は,「とらい・やる21くまの」の2代目の学年です。
 先輩方から,組曲「筆の都くまの」の楽曲を受け継ぎ,1年間練習してきました。太鼓の勇壮な響き,篠笛の日本的な音色の美しさ,踊りの力強く華麗な演技,合唱の熊野に古くから伝わる民謡の数々,吹奏楽の豊かな響き,この5つが組み合わされた組曲「筆の都くまの」の演奏を力いっぱい発表しました。

木江中学校(大崎上島町)


  演目:
  清流登り打ち/櫂伝馬
 木江中学校「とらい・やる」は現在の2年生が1年生だった昨年度から活動を始めました。今年度に入り入学してきた1年生を加え,2学年合同20名で,神峯太鼓保存会の代表の方に指導していただきながら活動をしています。
 みんなで心を合わせて,力強い演奏をしました。

大竹中学校(大竹市)


  演目:
  鯉昇竹中音頭
 大竹中学校は,総合的な学習の中で「鯉昇竹中音頭」に取り組んできました。どこの学校にもない大竹中学校独自の音頭に仕上げるため,曲は大竹市の祭りに欠かせない大竹音頭をアレンジして作りました。
 また,踊りの中には,大竹市の伝統工芸の一つである手すき和紙を利用した手作りの紙太鼓を用い,ロックのリズムとの調和を図ってみました。

筒賀中学校(安芸太田町)


  演目:
  神楽囃子/龍頭太鼓
 筒賀中学校では,「知ろう・語ろう・わが村筒賀」というテーマのもと,地域に学び,学んだことを発信していく活動を進めています。
 これから演奏する和太鼓も,地域のかたに指導を受けながら全員で練習してきました。
 筒賀の清らかな水と迫力ある滝,豊かな自然あふれる「わが村筒賀」を力いっぱい表現しました。

吉和中学校(尾道市)


  演目:
  奔龍
 吉和中学校では母校への求心力と帰属意識をもたせることをねらいとして吉中太鼓に取り組んできました。
 二年前,とらい・やる21事業の指定をいただき,太鼓の数が増えるとともに生徒の意欲も大きく高まってきました。町内の敬老会や運動会等,地域のイベントにはなくてはならない存在となった吉中太鼓。学校と地域の交流を通した伝統文化の継承と発展にむけて,さらに心を一つにしてがんばることを決意して舞台に立ちました。

西条中学校(東広島市)


  演目:
  組曲「西條」
 組曲「西條」は古くから蔵人(くらびと)達に歌い継がれてきた酒づくり唄と地元に伝わる踊りを,合唱,太鼓,踊り,吹奏楽用に創作したものです。
 曲は「露の命」,「粋」,「西条酒づくり唄」,「フェスタ」,の4部構成となっています。館内いっぱいに広がる太鼓,笛の音色,吹奏楽の豊かな響き,男子生徒による力強さ,女子生徒による華やかさ,のぼり,垂れ幕の演出,広報活動などが地域文化の伝承と創造をめざし西条中学校全生徒が総合的な学習に取り組んできました。

三和中学校(神石高原町)


  演目:
  さんわよさこいソーラン
 三和中学校では一昨年度から総合的な学習の時間を活用し,地域文化の伝承と創造をテーマとし学校・家庭・地域一体となった取り組みを行ってきました。
 3年目を迎える今年,地域行事にも参加し様々な発表の機会を通してみんなの心を一つにすることができ,地域の中で生きるひとりとしての実感を得ることができました。
 当日は,これまでの集大成としてひとりひとりが輝き,一生懸命表現しました。

第二中学校(府中市)


  演目:
  夢のつづきをみませんか 
  Dance remix/ニ中ソーラン/
  若獅子の舞/七ッ池龍神伝説
 府中市立第二中学校では,昨年度より,地元文化の伝承と創造をテーマに府中市の歴史や文化,産業や伝承事例の学習を行ってきました。
 地元には数種類の太鼓の継承があり,市制50周年を記念して,新たに編曲と振り付けされた府中音頭があります。本校の第二学年121名は4グループに分かれ,地域の講師4人の指導を受け太鼓を2曲,踊り2曲の学習と,演出活動として,のぼり,背景画の制作を精力的に取り組んできました。

廿日市中学校(廿日市市)


  演目:
  廿中ソーラン
 平成13年度から,青少年とらい・やる21事業の指定を受け,「廿中ソーラン」に取り組んできました。地域の指導者の方に教えていただきながら,2年間体育祭で男子の総合表現として発表し,昨年度は総合的な学習の時間の中に明確に位置づけて,表現力スキルとしての「廿中ソーラン」に取り組みました。本年度は続けてきた「ソーラン」を各学年,体育の授業で取り組み,体育祭で表現として発表しました。

安浦中学校(安浦町)


  演目:
  花筐/TANTO LevelⅠ/
  TANTO LevelⅡ
 安浦中学校では,「地域に学ぶ」をテーマに,伝統文化を受け継ぐため,地域の伝統芸能である「安浦たんと節」をヒップホップ調にアレンジした踊りをこの3年間取り組んできました。“安浦たんと節”が,わたしたちの“ふるさと安浦”と向き合う原点となりました。清流に育つ「ていれぎ」の里・・・春の「しろうお」「あおさのり」♪た~んとたんと♪のかけ声を,ヒップホップのリズムにのせて,3年。全校生徒四百人が一堂に会して発表するのが,最終目標です。

音戸中学校(音戸町)
演目:
おんどロマン3部作「潮流」
1部:21世紀の琵琶法師,あっぱれ参上!/我らがヒーロー,平清盛見参!/櫓を使ったリズム・パフォーマンス清盛太鼓
2部:音戸の舟唄/毛槍投げ奴のパフォーマンス
3部:日招きジャムセッション
 きらきら光る瀬戸のまち。
 瀬戸の開削,瀬戸の繁栄,瀬戸の未来。音頭浪漫三部作,題名は潮の流れの潮流だ。21世紀の琵琶法師,我らがヒーロー平清盛,舟の櫓によるリズム・パフォーマンス。地元に伝わる清盛太鼓,音戸の舟唄に毛槍の投げ奴。最後は,日招きジャムセッション。現代感覚あふれるリズム,我が校OBの作曲家,高田耕至氏による作品です。
 未来へつながる私たちの鼓動を感じてもらえるよう頑張りました。