公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成17年度夢配達人プロジェクト〜府中市立南小学校〜

戸田拓夫さん(日本折り紙ヒコーキ協会会長)に手伝ってもらって,
世界最大の紙飛行機を作りたい

※世界最大の紙ヒコーキづくりのことが,海外の子ども向けサイトに紹介されました。府中市立南小学校のホームページから見ることができます。
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王子製紙さん,ありがとう
 世界最大の紙ヒコーキを飛ばす夢をかなえた府中市立南小6年の池田君が,材料の紙を王子特殊紙富士宮事業所から取り寄せてくださった王子製紙呉工場にお礼に行きました。
今年の1月6日に協力のお願いに行ってから7ヵ月余り。府中市からジャンボタクシーで運んだ"世界最大の紙ヒコーキ"を手に喜びの訪問となりました。
実行委員会の中野会長さんから「お陰で夢をかなえることができました。」,池田君も「ありがとうございました。」と安瀬工場長さんたちにお礼を言いました。
中野会長さんと池田君。左から田辺工場長代理さん,安瀬工場長さん,佐藤事務部副部長さん。何度も「夢がかなってよかった。おめでとう。」と言ってくださいました。
「この紙ヒコーキは300の工程があって,折り目を頼りに開いたり閉じたりして100回以上折ります。1枚の紙が立体的なものに仕上がっていくところが好きです。」と池田君。佐藤さんに記念写真をプレゼントしました。
 "世界最大の紙ヒコーキ"を折る紙は,強度があって軽くて柔軟でなければいけなくて,鳥取県や滋賀県,愛知県など全国の工場から探していただきました。最後は静岡県の王子特殊紙富士宮事業所で特殊板紙(いたがみ)という何枚かの紙を合わせて1枚の板のようにした特殊な紙を探しあて,提供をお願いしてくださいました。王子製紙呉工場の皆さん,本当にありがとうございました。
やったあ!世界最大の紙ヒコーキ飛んだ!!
 みんなで助け合ってがんばって作った世界最大の紙ヒコーキが美しく飛行しました。
みんなの最大の記念日となったこの日,朝早くから胸がドキドキしていました。本番前のテストで,特訓を重ねてきた飛ばし方をもう一度確認しました。
大人たちも大忙しです。昨日9時間かけて6機折った紙ヒコーキを運んで準備してくれたり,会場の交通整理も引き受けてもらいました。
セレモニーでは,実行委員会の中野会長さんから「いろんな人の応援や何回も何回も紙ヒコーキを作り替えたみなさんの努力があって,この日を迎えることができました。」とあいさつがありました。
 府中市の伊藤市長さんや青少年育成広島県民会議の山元理事さんからもお祝いの言葉をいただきました。
そして,700km以上離れた静岡県の王子特殊紙富士宮事業所から紙飛行機にぴったりの紙を取り寄せてくださった王子製紙呉工場の佐藤さんが「心をこめて作った紙飛行機を一生懸命飛ばして」と励ましてくたさいました。
夢配達人の日本折り紙ヒコーキ協会会長の戸田拓夫先生からは「途中くじけそうになった時も励まし合って作った紙ヒコーキです。会場のみんなも飛ぶように祈りをこめてください。」と激励がありました。
プロジェクトメンバー5人の代表の池田君から「今回のチャレンジで仲間と力を合わせる大切さを学びました。がんばって飛ばします。」と感謝の言葉と決意表明がありました。
  学校や地域のみなさんも校庭で紙ヒコーキを飛ばして気分を盛り上げてくださいました。
飛べば世界最大=全長2.05m,重さ約4キロ の折り紙ヒコーキ「ドリームチャレンジャー」
仲間のチェックを受け,さあ,飛ばすぞ。
 飛んだ!飛行距離は40.7m。(6回目)~計8回飛ばして3回成功したよ。 (3,5,6回目)
女子もチャレンジ。214人の全校児童や地域のみなさんも手拍子で応援。
ここでも飛行距離の計測や片付け,交通整理と大人たちが支えてくれました。
「よくがんばったね」校長先生の講評のあと,戸田先生から一人ひとりが世界記録認定証を受け取りました。

 「一枚の紙が変身するのが大好き」という池田君の"紙ヒコーキで世界一を"という夢をかなえたプロジェクトメンバー5人。30度をはるかに超える熱気の中「描いたとおりの姿で飛んだ」と大喜びしていました。
失敗から学んだよ。世界最大の紙ヒコーキ作り特訓継続中!
 世界最大の紙ヒコーキ作りの特訓を続けている府中市立南小6年生の池田智裕君とその仲間たちが,8月4日の"離陸"に向けて日本折り紙ヒコーキ協会認定指導員の岸浦武繁さんの指導で世界最大となる全長約2mの紙飛行機を試作しました。
     
まず紙を2.1m×3mの大きさに測り,カッターで切りました。正確に切るのは難しく30分もかかったよ。
リーダーの池田君が号令をかけてみんなで折りました。大きな紙なのでたいへんです。摩擦熱で手が熱くなりました。
折り始めて1時間30分。最後にコックピットを作りやっと完成しました。
仕上げに昇降舵を調整してから飛ばします。「ちゃんと飛ぶかなあ。」

 残念ながらこの日は失敗しました。
岸浦先生の診断で飛ばなかった原因を調べました。ねじれやずれの応急修理をしてリトライ。今度は少し飛んだよ。

 岸浦先生は「折る時も飛ばすときも,みんなが息を合わせてやらないと成功しません。チームワークがとても大切です。本番まであと1ヶ月,楽しくしっかり練習しましょう。」と励ましてくださいました。
 失敗は成功のもとと言います。近くの府中東高校の校庭に向けて,世界最大の紙ヒコーキを飛ばす夢がかなう日はもうすぐです。
紙ヒコーキ作りの特訓開始!
 世界最大の紙ヒコーキ作りにチャレンジしている府中市立南小6年生の池田智裕君とその仲間たちが,福山市の紙ヒコーキ博物館へ行き,夢配達人の戸田拓夫さん(日本折り紙ヒコーキ協会会長)から折り方の特訓を受けました。
博物館にはいろいろな形や折り方の紙ヒコーキが展示してあったよ。

 戸田先生から折り方を教わって,小さな紙で折れたら次は大きな紙へと練習しました。
まだ,目標の1/3の大きさの紙だけど,思ったより難しいし力もいるなあ。友だちと教え合って折りました。
実験装置で浮力のしくみを勉強したり,スペースシャトルが宇宙に行ったお話も聞きました。戸田先生,ありがとうございました。

 「大きな紙で折るには,チームワークが大切。次回の練習までに10機折ることと,紙ヒコーキの新しいアイデアを3機考えてきて。次は1.5メートルの大きさに挑戦してみよう。」と戸田先生。子どもたちは6月,7月と練習を重ね,8月には全長2メートルの世界最大の紙ヒコーキを作って飛ばします。
1/3の大きさの紙ヒコーキを作ってみたよ!
 「世界最大の紙ヒコーキを作る夢をかなえるぞ」~府中市立南小6年生の池田智裕君とその仲間たちが,夢配達人の戸田拓夫さん(日本折り紙ヒコーキ協会会長)の指導で,目標とする全長2mの1/3の大きさの紙ヒコーキづくりに挑戦しました。
「1枚の紙を折るだけで,どんどん紙ヒコーキの可能性が広がっていきます。みんなの協力で池田君の夢を実現しよう。」と戸田先生。

 戸田先生から折り方のお手本を見せてもらって,少しずつ「スペースシャトル」を折っていきました。
実行委員会の大人たちも一緒になって,みんなで相談しながら折りました。
難しいところはお手本を確認して。だんだん形になってきたぞ。
コックピットのところは特に難しいなあ。みんなで力を合わせ,1時間30分かかってできました。
やった!けっこう飛んだよ。「これからがんばって夢をかなえてみせます。」と池田君がみんなを代表して戸田先生にお礼を言いました。

 この日は実行委員会も開かれ,中野会長さんが「夢を実現するまでにいろんなハードルがあると思いますが,地域の大人たちと子どもたちで心を一つにして乗り越えていきましょう。」とあいさつしてくださいました。
 戸田先生のお話によると,大きな紙ヒコーキは折り方がとても難しいそうです。これから子どもたちは力を合わせて練習を重ね,8月を目標に世界最大の紙ヒコーキを"離陸"させます。
王子製紙呉工場へお願いに行ったよ
 『戸田拓夫さん(日本折り紙ヒコーキ協会会長)に手伝ってもらって,世界最大の紙飛行機を作りたい』~この夢が選ばれた府中市立南小学校5年生池田智裕君と府中市夢実行委員会準備会メンバーが1月6日(金),呉市広末広の王子製紙㈱呉工場を訪問し,紙飛行機を作る大型の紙の提供をお願いしました。
 池田君は自分の夢を発表した後,同工場事務部の佐藤博義副部長に「よろしくお願いします」と協力を依頼,佐藤副部長は「協力します」と紙の提供を約束してくださいました。
 また,準備会メンバーで日本折り紙ヒコーキ協会認定指導員の岸浦武繁さんが工場の方に紙飛行機のサンプルを渡し「強度があり,軽くて柔軟な紙で3.5m×2.5mの大きさ」などと必要な紙について説明しました。
 「どの紙がいいかな」紙製品のサンプル帳を見たり,紙を手に取り性質を調べる池田君
 工場見学もしましたよ。工場の岡田さんから古紙のリサイクルや原料のお話などを聞きました。
 「木材チップには広葉樹のものと針葉樹のものがあるんだよ」
 紙製品を運ぶ船や紙をすくマシン,「 検紙 」といって製品の仕上がりをチェックするところも見学しました。
 池田君は4月から学校の大勢の友人たちと紙の勉強を始め,最初は小さな紙飛行機から折り方や飛ばし方を習い,みんなで夏休みを目標に世界一の全長2mの「折り紙飛行機」作りに挑戦し「飛行」させる予定です。
 『小さなヒコーキに大きな夢をのせて』池田君の夢は,王子製紙呉工場の皆さんや地域の大人たちの協力により,今,飛行準備が始まりました。