公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

青少年育成カレッジ実施報告

平成23年度第一回総合講座

第一回青少年育成カレッジ総合講座のご報告
平成23年11月12日(土)に県立広島大学広島キャンパスにおいて,
「思春期・青年期と不適応」というテーマで開催しました。

第1講義 10:10~ スクールカウンセリングの現場から
  勝部 奈美  県立広島大学学生相談室 臨床心理士


青少年を指導,支援していくために,ステップとして,
  1. 相手の気持ちを解ろうと努める(批判を手放す)
  2. 相手の役に立つことを一緒に考え,選択肢を提示し本人の意思で決めさせる
  3. 原理原則・モラルといったことを伝える。
このことは全てに共通する基本的な手順である。中学校・高等学校の学校現場を見て,もっと早い段階から対応したら,立ち直れる生徒がいると話されました。


第2講義 11:20~ 問題を抱える子どもや家庭へのSSWの支援
  伊藤 由美子 尾道市スクールソーシャルワーカー 社会福祉士


スクールソーシャルワーカーの役割は,児童生徒が置かれた様々な環境問題を解決していくために,子どもの利益を第一に考え,保護者・学校・地域社会との仲介や調整・連携を図って子どもや家庭を支援していく。あきらめずに子どもにとって最善の道を見つけることが大切。子どもたちは置かれた環境によって変わっていくことを,これまでに取り組まれた事例を話していただきながら学習しました。


第3講義 13:20~ ストレス・マネージメントにヨーガを活用する
  原田 淳 県立広島大学総合教育センター 教授


ストレスは,現代社会における生活環境の変化によって様々な形で表れ,心身に影響を与える。このストレスを上手くマネージメントしていく方法としてヨーガが非常に有効である。効果的に実習するために,
  1. 内側に意識を向けるために目を閉じる。
  2. 呼吸と身体の動くを同調させる
  3. ゆっくりとした動き・呼吸が基本
  4. 緊張の後の弛緩を意識化すること
を学習しました。


第4講義 14:30~ ヨーガを実践する
  原田 淳 県立広島大学総合教育センター 教授


第3講義に引き続き,原田先生からヨーガの基本形を実習しました。慣れないポーズや普段使っていない筋肉や腰・肩を動かしたこともあって,受講者の方々から「痛い。気持ちいい。」と言った声が上がっていました。皆さんとてもリラックスした気分になり,よい実習をさせていただきました。



-事務局から-
平成23年度青少年育成カレッジ総合講座の第2回目は,平成24年2月18日(土)に県立広島大学広島キャンパスで,「子どもたちの居場所」というテーマで実施します。皆様の参加をお待ちしています。