公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

青少年育成カレッジ実施報告

平成20年度第二回総合講座

第二回青少年育成カレッジ総合講座のご報告
「青少年の文化に触れる・青少年が文化に触れる」

平成21年2月14日(土)に県立広島大学広島キャンパスで開催しました。
10:50~11:50
「青少年の子ども観と育児観」
1時限目の講義風景です

性別でもなく,自己肯定感の高い低いでもなく…
親子関係の中で親子のイメージが肯定的であれば,子どもも育児を肯定的に…

13:00~14:00
「青少年の社会的性格」
 “誰のために…自分のために”,“ガラスのハート”を持っている

14:10~15:10
「青少年の異文化コミュニケーション」
“なんで英語を勉強しなきゃいけないの”に答えてあげてください。“可能性が広がるよ”

15:20~16:20
「青少年の言葉づかい」
標準語は“わきまえ言葉”
若者言葉は“つながりの言葉”です。仲間である証です。

  • 2回目も,アンケートからは「大変参考になった」,「参考になった」という声をいただきました。
    複数あった意見を上げますと
    「専門的な意見が聞けた」,「多角的に捉えるものの見方が参考になった」,「青少年のことが理解できた」
    「深く研究されている先生方の話を聞き,新しい見方・考え方が参考になる」など
  • 講義時間,運営については
    「ちょうどよい」,「90分の講義がよい」,「早い時間に始めて,早く終わってほしい」,「質問は簡潔に,自分の意見は述べないようにさせてほしい」などが複数あった意見です。

あとがき
多くの方のご協力をいただいて,青少年育成カレッジ総合講座を実施することができました。 感謝申し上げます。
参加者からいただいたご意見などは,次年度の計画を検討するときの参考にさせていただきます。
どうぞご期待ください。
■ プログラム(第2回青少年育成カレッジ総合講座)
日程 時間 科目内容(テーマ) 講師
(敬称略)
2月

14日

(土)


 午

 前
10:40
 ~
10:50
オリエンテーション
10:50
 ~
11:50
■「青少年の子ども観と育児観」講座
 ー次世代育成計画に関連してー


次世代を育成する立場になるであろう青少年が,どのような子ども観と育児観を持っているか,育児に対する肯定的な態度がどのような要因によって形成されるのか,についてアンケート調査の研究結果をご紹介します。
猪木 省三
 午








 後
11:50
 ~
13:00
   昼休憩  
13:00
 ~
14:00
■「青少年の社会的性格」講座
 ー自分勝手な生き方はダメですかー


「自分勝手」「自己中心的」と言われがちな青少年。
 しかし,社会への適応という観点から言えば最も適応的なのです。消費社会と社会的性格の関係から青少年のナルシスズムについて述べます。
富田 和広
14:10
 ~
15:10
■「青少年の異文化コミュニケーション」講座
 ー英語教育の現場からー


英語教育を取り巻く環境は,大きく変化し続けている。
本講座では,現代の英語教育を取り巻く環境を概観しつつ,今 ,
青少年に求められている「異文化コミュニケーション能力とはなにか」につ
いて考える。 
本岡 直子
15:20
 ~
16:20
  ■「青少年の言葉づかい」講座
 ー日本語教育の立場からー

青少年のことばづかいは「正しく美しい日本語」とはみられないことが多い。標準語とはことばの「カタチ」がちがうということであり,拒否的なことばが多いとか,決まったことばでしか会話しないとかの理由からである。
しかし,昔から若者のことばは存在した。いくら否定されても存在し続けるには理由があろう。それを知るために,本講座では,二つの側面から見つめていきたい。
まず,ことばを「ハタラキ」の観点から考えることで「つながりことば」として若者ことばを捉え,否定的な見方を改めてもらえれば幸いである。
一方,若者はそれぞれの時代に生きている。時代を反映したことばづかいも当然ながら存在する。若者が,今をどう捉え,どのように生きていこうとしているのか,ことばを通して考えてみたい。
友定 賢治
■ 講師陣ご紹介
猪木 省三 : 県立広島大学人間文化学部国際文化学科 教授
富田 和広 : 県立広島大学人間文化学部国際文化学科 教授
本岡 直子 : 県立広島大学保健福祉学部看護学科 准教授
友定 賢治 : 県立広島大学保健福祉学部コミュニケーション障害学科 教授