公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成17年度夢配達人プロジェクト〜三次市作木小学校〜

家作りの専門家に手伝ってもらって,
作木の木でカヌー公園の近くに子どもの国を作りたい

感謝の気持ちを込めて「子どもの国」づくりを発表
 作木小の6年生15人が,学習発表会でPTAや地域のみなさんに「ありがとう」の気持ちを込めて「子どもの国を作る夢」の1年間の取り組みを発表しました。
発表会のテーマは『心をひとつ,すてきな感動』にしました。「作木子どもの国」はみんながひとつになったから完成できたと思うからです。

5年生の時に子どもの国のイメージ図を作ったところから始まって,いろいろなシーンを再現しました。

杉の木の伐採では名人の技に「ウォー」と興奮し,子どもの国の座板にくぎを打つシーンでは「やったー。くぎをまげずに打てたよ。」と自信がつきました。

開国式の前には,夢配達人の池田さんやPTAの方が毎晩遅くまで作業してくださったと聞いて,うれしくてとても感動しました。最後のシーンは,子どもの国で楽しく遊ぶ姿を表現しました。
 

 こうして私たちは夢を本当に実現することができたのです。これも夢配達人の辺見さん,池田さん,地域の方,PTAの皆さんなど,本当にたくさんの方に協力して支えていただいたからです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 「在校生の皆さんは,これからも,この作木の宝を大事に大事に使ってください。」

※三次市立作木小学校のホームページで「作木子どもの国」で遊ぶ児童の様子を見ることができます。
  ここをクリックしてね

みんなの夢が形になって,「作木子どもの国」ができたよ!
 「作木の木でカヌー公園の近くに,みんなが遊べる子どもの国を作りたい。」~作木小学校のみんなの夢が,地域の大人たちの応援でかないました。
開国式の10日前,建設中の木の遊び場に1年生から6年生までの全員が集まり,サンドペーパーを使ってみがいたり木くずひろいや草とりをしました。
この日も県立三次高等技術専門校の皆さんが来て手伝ってくださいました。 実行委員会の中島会長さんから「多くの人の応援でみなさんの夢がかなうことを忘れないで」とお話がありました。
学校では,学年ごとに手分けをして子どもの国の看板や旗を作りました。
 おとうさん,おかあさん,それから町のおじちゃん,おばちゃん,みんなが私たちの夢をかなえるために一生けんめい手伝ってくれました。
 僕たちではできないところを何にちもかけて作業してもらいました。この日のために大工さんの仕事を勉強してくれたおとうさんもいました。
 金ようの晩は12時まで,土よう日はま夜中の2時までかかったんだって。でもみんなでワイワイ言いながら協力してやったので楽しかったそうです。

そして日よう日。待ちに待った開国式の日がやってきました。
 残念なことに雨……,でも元気よく司会をしました。実行委員会の中島会長さんが「みんなの力で高いハードルをのりこえることができました」とあいさつされ,吉岡市長さんは「この場所で他の地域の子どもたちとの交流を楽しんでください」とお祝いしてくださいました。
 青少年育成県民会議の山元理事さんからは「100年は持つ,りっぱな木の遊具ですね」とほめてもらいました。藤川教育長さんは「早く雨があがって遊べたらいいね」と祈ってくださいました。
夢配達人で建築家の池田さんは「みんな安全に遊んでね」と呼びかけてくださいました。
お世話になった方へ中島会長さんから感謝状を渡しました。
児童代表がお礼と「多くの人に作木にきてもらって子どもの国で遊んでほしい」という願いを発表しました。福谷校長先生も「みなさんの協力でこの日が迎えられて感激です」とお礼を言われました。
来賓代表マツダ財団の森川常務理事さんたちと一緒にテープカット。「作木子どもの国」が開国したよ。
みんなで校歌を歌って,自分たちで作った「国旗」を空高くかかげました。
最後に岩崎PTA会長さんがお礼を言われ,お祝いの紅白もちが配られました。
江の川漁協さんからは天然のあゆ500匹をお祝いにいただきました。
 最後に「作木子どもの国」を紹介します。
2枚ある絵の看板には,川や緑に囲まれた作木の自然と子どもの国で遊ぶ子どもの姿をかきました。「みなさん,ぜひ作木に来て子どもの国で遊んでください。みんなで待っています。」そんな思いがいっぱいです。
みんなの力で,作木の木を使って子どもの国を作っています
 作木小学校のみんなの夢が,実現に向かって大きく動きだしました。
 場所は「江の川カヌー公園さくぎ」のすぐそば。水と緑に囲まれたとても気持ちのよいところです。
 「子どもの国」の中心になる木の遊び場は,地上の高さ約4m,幅約3.7mのま四角です。これからすべり台にネット登り,ターザンロープや階段もつきます。

 今日は6年生のみんなで2階部分の床板を釘で打ち固定します。思ったより高くてびっくりしました。
となりのカヌー公園の建物や江の川の流れがよく見えて,絶景ですよ。

長い釘をまっすぐに打ち込むのはなかなか難しかったけど,とても楽しみにしていたので,みんなはりっきてやりました。

この遊具の工事に,県立三次高等技術専門校建築課の生徒さん11人と先生3人が8日間も来て手伝ってくださいました。

 この日も大活躍。頼もしいお兄さんたち,どうもありがとう。
夢配達人の辺見さんや池田さんたち多くの大人の協力で,基礎工事も万全です。

実行委員会の中島会長さんは看板づくりをしてくれています。樹齢60年の杉の切り株。4本ある遊具の柱は直径約40cm,周囲約1.3mもあります。

5月に作木の森から切り出した杉の木。残りの丸太を使ってみんなで子どもの国づくりを進め,10月1日には「開国式」を行います。


作木の木を切り出したよ
 「作木の木で子どもの国づくりを」~三次市立作木小6年生15人が,夢配達人の辺見さん(三次地方森林組合)のお世話で,材料となる作木の木(杉の木)の切り出しに立ち会いました。

 2月の学習発表会で木を切る寸劇をしたけど,こんなに近くで木を切るのを見るのは初めて。枝ぶりをみて,ワイヤーやくさびを使い分け木を倒す方向を自由自在にあやつる職人の方の「技」に感動しました。
 「子どもの国」の設計図にあった太さの木27本が,次々と切り倒されていきます。辺見さんのお話では樹齢45年,高さ20mぐらいだそうです。
 私たちの夢の材木になってくれる杉の木に拍手です。
 木を切ってくださった久岡さん。「みんなも大きくなったら木を切る仕事をしんさい。」この道50年のベテランです。辺見さんと久岡さんにお礼を言いました。
 今日の記念に,みんなで写真をとりました。
  「子どもの国」は,「江の川カヌー公園さくぎ」となりの中国電力株式会社さんの土地をお借りして作ることになりました。美しい山と川に囲まれたとてもすてきな場所です。
 この場所で,実行委員会の中島会長さんが「みなさんの夢が木を切るところからスタートしました。小学校の仲間で力を合わせて夢を実現しましょう。」とお話してくださいました。
 子どもたちは,これから木の皮むき,刻み,遊具の組み立てと,多くの方のサポートで夢をかなえていきます。そして,子どもたちが企画する開国式は10月1日の予定です。
夢は作木の木で作るみんなが楽しめる子どもの国
 『家作りの専門家に手伝ってもらって,作木の木でカヌー公園の近くに子どもの国を作りたい』~この夢が選ばれた三次市立作木小学校の5年生が2月5日同校で行われた学習発表会で「作木の木」をテーマに発表し,集まった100人を超える保護者や地域の大人たちに協力を呼びかけました。
 5年生17人は,これまで夢配達人の一人の三次地方森林組合の辺見俊宗さんや広島県森林環境づくり支援センターの長井稔さんを先生に迎えて,作木の木や森林のことを勉強してきました。 「作木町は,豊かな自然にめぐまれた,水と緑のあふれる町です。」
 子どもたちが話す「ふるさと」に聴き入る大人たち
 作木町の名木を次々と紹介しました。下の絵,左から大イチョウ(県内三位の大木),サイジョウガキ(江戸時代以前に植えられた木),ジクカケの松(黒松)です。

大イチョウ サイジョウガキ ジクカケの松
 今度は,作木小学校からのニュースリポートの形で校舎の自慢をしました。「約70%が作木のスギやヒノキで作られているよ。」「木のやさしいかおりがするよ。」などなど。
 森林面積が83%もあることや木の育て方の発表,木の切り方の実演(下の写真)もしたよ。

 それから,児童会全員(81人)のアイデアを集めて作った子どもの国の設計図を手に「作木の子どもたちが楽しめる子どもの国を作りたいので,協力できる方は,少しでもいいので力を貸してください。」と地域のみなさんにお願いしました。
 最後は「ランチルームの真ん中の大きな木は何?(答:ヒノキ)」「教室の柱は一辺が何センチ?(答:17センチ)」など子どもたちが出したクイズて盛りあがりました。(下の右端の写真)

 このプロジェクトでは,子どもたちのアイデアを基にもう一人の夢配達人の広島県建設労働組合作木支部の池田克之さんが設計してくださったコンビネーション遊具=登って滑って潜れて隠れてとべるようなものです!を中心に子どもの国を作ります。
 県立三次高等技術専門校の生徒さんなどボランティアの協力をいただきながら,今年の秋頃までに大人と子どもが力を合わせてがんばります。
 国の名前はどうなるのかな。国旗は?とても楽しみですね。
 子どもたちの夢の実現にみなさんの御協力をお願いします。