公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成16年度夢配達人プロジェクト〜広島市立五日市南小学校〜

地域のみんなで八幡川をきれいにして,
泳げる川にしたい。

八幡川クリーンアップ大作戦~陶板,プレートを設置
 広島市立五日市南小4年生が「生物がいっぱい生きている八幡川をみんなの手できれいにしよう」と,自分たちで作った川の生き物を紹介する陶板やプレートを,八幡川の河口の護岸遊歩道に張り付けました。
みんなで川の水をきれいにしています!
 昨年採択された8件の夢のひとつ「八幡川(やはたがわ)の水をきれいにして泳げるようにする」の実現に向けて,広島市佐伯区の五日市南小学校では,この3月に卒業した6年生が描いた夢を今の4年生(約90人)が受け継いで,川のゴミ拾いや生物観察に取組んでいます。5月24日にも八幡川で活動した児童たちは「川には消火器やタイヤ,イスまで落ちていた。ライターなど有害なゴミもあり,魚や鳥がかわいそう」「ゴミが少なくなったから気持ちがいい」などと話していました。この日は保護者(約25人)の皆さんも,児童が集めたゴミの分別の手伝いなどをしながら活動を見守りました。
川の生物観察

ゴミ拾い

 夢の提案者の6年生たちは卒業前「八幡川クリーンプロジェクト」と名付けた夢の設計図(下の写真の大型水彩画)を作成しました。この設計図には,ゴミをなくして,人が川で泳ぎ,いかだや岸辺の花の道で遊べる,地域のみんなが親しめる川にしたいという夢が描かれています。2月13日に開かれた佐伯区「こどもフェスティバル」において,5人の6年生がこの夢を発表し,地域の大人たちに協力を呼びかけました。
 これに応える形で地域の大人たちも「児童の主体性を損なわないよう気をつけながら,一緒にがんばりたい」(八幡川クリーンプロジェクト実行委員会の平田会長)と意気込んでいます。
夢の具体的な実現に向けて,児童たちは清掃活動や地域活動への参加,生物観察などを続けています。