公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成20年度夢配達人プロジェクト〜安芸太田町立加計小学校〜

万華鏡作りの名人に手伝ってもらい巨大万華鏡を作りたい

子どもたちと地域の人が万華鏡を作りました!
 7月5日(日),加計小学校で,子どもたちと地域の人 約60人が万華鏡作りに挑戦(ちょうせん)しました。

この日朝9時から12時まで,子どもたちは,夢配達人の田中祐美(たなか ゆみ)先生の指導のもと,万華鏡の制作に取り組みました。今年3月に万華鏡作りを学んだ6年生も,先生のアシスタントとして,応援に駆けつけてくれました。
指導する田中先生
アシスタントの6年生
万華鏡の装飾材料(そうしょくざいりょう)として
ドライハーブの花弁を手に取る子どもたち
万華鏡に色紙を巻き付ける子どもたち

装飾や鏡に映るオブジェクトを工夫し,自分だけのオリジナルの万華鏡が完成。千変万化(せんぺんばんか)する色とりどりの世界を楽しみました。

万華鏡の仕組を学んだ子どもたちは,これから「人が入れるくらい巨大な万華鏡作り」に向け,大きく夢を膨(ふくら)ませました。

子どもたちが太田川の石を拾いに行きました!
 7月7日(火)13時50分から,6年生16人が,巨大万華鏡の鏡に写し出すオブジェクトとなる石を採取(さいしゅ)するため,学校近くを流れる太田川に行きました。約1時間半かけ,子どもたちは,大小様々な思い思いの石を採取(さいしゅ)しました。

(有)サイト工芸に万華鏡制作の見学に行きました!
 7月13日(月),6年生が(有)サイトウ工芸に万華鏡制作の見学に行きました。
 「皆さんの希望を形にしました。」斉藤さんから,完成した万華鏡の設計図を見せてもらった後,子どもたちは,制作現場を見学しました。
 設計図は,田中先生のアドバイスを基に子どもたちがイメージしたものを,斉藤さんが仕上げました。
万華鏡の上部を四方に縁取るステンレスのフレームを制作しているところ

 「自分たちには出来ない難しい作業を行ってもらい,とても感謝しています。」「これから,できあがる万華鏡がとても楽しみです。」子どもたちは,目を輝(かがや)かせながら巨大万華鏡への夢を大きく膨らませていました。

万華鏡の外板にプレートを貼り付けました!
 7月16日(木)13時50分から,6年生16人が,夢配達人の(有)サイトウ工芸の斉藤さんの御指導のもと,巨大万華鏡の両側に設置する外板に木製プレートを貼り付けていきました。
斉藤さんに「へら」の使い方やプレートの貼り付け方を教えてもらっている様子

 プレート(13cm×13cm)には,子どもたち一人一人が,「カエル」(旧加計町のマスコット)を始めとして様々な水生動物や植物を描いており全部で176枚。
 子どもたちは,それらプレートの裏側に接着剤を塗り「へら」でならした後,プレート間に寸分(すんぶん)の隙間(すきま)も生じないよう,一枚一枚慎重(しんちょう)に貼り付けていきました。
最後に斉藤さんにお礼を言う子どもたち

巨大万華鏡が完成しました!
 8月22日(火)11時00分から,加計小学校で,子どもや地域の人 約200人が見守る中,巨大万華鏡の完成発表会が行われました。
地域の人
安芸太田町長 実行委員会会長 来賓の方々
あいさつする夢配達人の斉藤さん・田中さん
感謝状を受け取る夢配達人
会場内に掲示された活動記録

 児童代表の河野くんが「巨大万華鏡が,みんなの思い出として,町のシンボルとしてずっと残るよう大切にしていきたい」と挨拶。
 続いて,小野川さん(夢の応募者)が,夢の実現の喜びと感謝の気持ちを伝えた後,待ちに待った万華鏡の除幕(じょまく)が行われ,巨大万華鏡が観衆に披露(ひろう)されました。
除幕テープを手にする様子

 初めて目にする巨大万華鏡に子どもたちは歓声を上げ大興奮。早速,万華鏡を覗(のぞき)きに行った子どもたちは,変幻自在(へんげんじざい)の色彩空間(しきさいくうかん)に我(われ)を忘れていました。
【Youtubeによる動画:万華鏡の世界 動画1 動画2

 万華鏡は,小さな子どもでも楽しめるようにと,高さの違う3ヶ所の覗(のぞ)き窓が設置され,それぞれ異なる模様が堪能(たんのう)できるようになっています。

小窓から覗く夢の世界

 この万華鏡が町のシンボルとなるよう,今度は自分たちが(万華鏡の素晴らしさを伝える)夢配達人になることを胸に誓い,参加者は会場を後にしました。