公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成20年度夢配達人プロジェクト〜熊野町立熊野第四小学校〜

小学校の体育館にプラネタリウムを作りたい

天体講座を受けました!
  7月7日(火)七夕の夜,地域の人 約200名が熊野町民会館に集まり,星座と天体について教わりました。 
  講堂入口に飾られた七夕飾り

この日,夜7時から始まった天体講座。
初めに,今夏プラネタリウム作りに取り組む山口君を始めとする同級生(応募当時小学6年生のクラスメイト)が舞台上で意気込みを述べ自己紹介。

その後,シンセサイザーの優雅(ゆうが)な調べに包まれながら,広島大学天文学研究会の林部長,そして熊野第四小学校の高木校長先生から,星座と天体について分かりやすく教えていただきました。
シンセサイザーを演奏する桧垣先生 林部長
高木校長先生  
天体クイズに答える山口君(応募者)  

小雨が降るあいにくの夜天で天体観測はかないませんでしたが,子どもたちは,ロビーに設置された天体望遠鏡の説明を学生から受けるなどし,はるか彼方(かなた)の七夕の夜空に思いを馳(は)せました。
大学生に天体望遠鏡の使い方を教わる子ども
最後に,挨拶に立ち「ふるさと」等♪をハーモニカで奏(かな)でる西原教育長

プラネタリウム制作の説明を受けました!
  8月10日(月)9時30分から,熊野第四小学校体育館でプラネタリウムの制作説明会が開かれました。
 当日集まったのは,(昨年熊野第四小学校を卒業した)中学生20人余り。
 広島大学天文学研究会の伊藤前部長(広島大学 理学研究科 物理科学専攻・博士課程前期1年)・林部長(広島大学理学部3年)・黒田さん(広島大学生物生産学部4年)に,これから制作するプラネタリウムの作業手順等の説明をしていただきました。
広島大学天文学研究部制作のプラネタリウムとエアドーム

プラネタリウムの制作作業を開始しました!
 8月17日(月)9時30分から,熊野第四小学校でプラネタリウムの制作に始めてとりかかりました。
 この日,伊藤さん(広島大学 理学研究科 物理科学専攻・博士課程前期1年)の指導のもと,男子はアクリルボールへのヤスリがけや黒スプレーの吹きかけ,女子はエアドームの試作品作りに取り組みました。
スプレーを噴霧 太陽にかざし「斑(むら)」を確認
指導する伊藤さん
エアドームのミニチュア版の制作

プラネタリウムの本体がほぼ出来上がりました!
 8月24日(月)9時30分から,熊野第四小学校で宮本助教の指導のもと,ドリルや錐(きり)で,1等星から4等星まで異なる大きさの穴を南北半球にあけ,プラネタリウムを木製土台に接着(せっちゃく)させました。
 午後からは,岸工業株式会社(東広島市志和)で,エアドームのターポリンの溶着(ようちゃく)作業の見学等をしました。
岸工業株式会社
ターポリンの搬送 溶着作業の見学

プラネタリウムの完成を祝し,大平貴之さんのトークショーとプラネタリウムを披露しました!
 9月5日(土)17時30分から,プラネタリウム完成記念講演として,プラネタリウムクリエイターの大平貴之(おおひら たかゆき)さんからメガスターの開発秘話をテーマに話をしていただきました。子どもの頃から抱き続けた夢を叶(かな)えた大平さんの話に子どもたちは胸を躍(おど)らせて聴(き)き入っていました。

大平貴之さん
司会を務める岡田アナウンサー 講演後,夢の応募者である山口くんから
花束の贈呈を受ける大平さん

 講演会の後,ホールロビーに設置されたエアドーム前には,プラネタリウムの鑑賞を待ち望む人の長蛇(ちょうだ)の列ができました。
プラネタリウムで投影された星空
集合写真 広島大学天文学部のメンバー

 屋外では,天体望遠鏡2台が設置され,広島大学天文学部の学生等によるサポートのもと観望会(かんぼうかい)が行われました。
天体望遠鏡の説明を受ける子どもや地域の人
 今秋行われる熊野町民文化祭でのプラネタリウムの鑑賞会では,夢の応募者の山口くん(熊野東中学1年)と熊野第四小学校の児童が町民に星空の解説を行うことにしています。