公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成19年度夢配達人プロジェクト〜廿日市市立宮園小学校〜

脚本家・歌・ダンスの先生に手伝ってもらい,
学校生活を題材にしたミュージカルを作りたい

みんなで協力して学校生活を題材にしたミュージカルを作ります!
 H20年度に夢を実現するための第一歩として,学校・地域の人が集まり,H19年11月12日(月)に宮園小学校で,初めて,夢配達人プロジェクト実行委員会を開催し,夢実現のための体制・計画等をみんなで話し合いました。
学校生活をテーマにしたミュージカルを上演するという夢の実現に向け,
ミュージカルの先生方と初めて顔合わせをしました!
 3月24日(月),ドルフィンキッズの10名(宮園小5年生)が,夢配達人である,ミュージカルの先生方と初顔(はつがお)合わせをしました。

 子どもたち一人一人が夢の実現にかける思いを発表した後,コーラスピープル(広島市のミュージカル団体)の先生方からレッスンに臨(のぞ)む心構えについて,各々示唆(しさ)に富む助言をいただきました。
「感動を伝えるためには,自分たちが感動しないと伝えることはできません。」
「自らが企画したミュージカルで,自らの言葉を学校生活でお世話になった周りの方に届けることができるよう,頑張りましょう!」
「楽しいレッスンができるよう,仲良くなりながら一緒に頑張っていきましょう!」

 5月から,いよいよレッスン開始。
 子どもたちは,夢配達人のメッセージを胸に,緊張しながらも夢を膨らませています。
 新田代表,廣本(ひろもと)先生(演出),前岡(まえおか)先生(振付),小野嶋(おのじま)(歌)先生(本日は所用で来られませんでした),よろしくお願いします!

学校生活をテーマにしたミュージカルを上演するという夢の実現に向け,
劇団四季(げきだんしき)のワークショップに参加しました!
 4月14日(月),ドルフィンキッズの10名(宮園小6年生)が,劇団四季主催(しゅさい)のワークショップに参加し,「美女と野獣」に出演中のキャスト3名から直接,歌と踊(おど)りの指導を受けました。
 講師は,小出敏英(こいでとしひで)さん,鶴岡由佳子(つるおかゆかこ)さん,松尾千歳(まつおちとせ)さん。
 子どもたちは,最初にホール内を走り体をほぐした後,仰向(あおむ)けになり,息の通り道を確かめながら腹式呼吸の練習をしました。
次に,腹筋を意識しながら発声練習を行い,振付けを交えながら「美女と野獣」で使われる「ビー・アワー・ゲスト」という曲を歌いました。

 子どもたちは,大変感動した様子で,「こんなに楽しいレッスンは初めてです。」「プロの先生から指導を受け非常にためになりました。」「(5月から始まる)ミュージカルのレッスンがとても楽しみです。」と口々に話していました。
 子どもたちは,秋に上演するミュージカルへの思いを一層強めるとともに,5月から始まるレッスンに向け期待に胸を膨(ふく)らませました。

ドルフィンキッズの10名(宮園小6年生) が,5月から,歌・振付・演技のレッスンを始めました。
 5月からドルフィンキッズの10名(宮園小6年生)が,毎週水曜日,歌・振付・演技のレッスンを受けています。
 歌唱(かしょう)指導は,「コーラス・ピープル」の小野嶋(おのじま)先生。先生の弾くキーボード等の伴奏(ばんそう)に合わせ,みんなで歌唱練習をしました。
宮園8丁目集会所でのレッスン風景
 振付指導は,「コーラス・ピープル」の前岡(まえおか)先生。子どもたちから笑い声が聞こえる楽しいレッスン。あっという間に時間が過ぎていきました。
あいプラザでのレッスン風景
 演技指導は,「コーラス・ピープル」の廣本(ひろもと)先生。子どもたちの個性を上手く引き出していました。
宮園8丁目集会所でのレッスン風景
ドルフィンキッズの10名(宮園小6年生)が,ミュージカル「ARIGATOU~私たちをささえてくれて~」を上演しました。
 11月16日(日),ドルフィンキッズの10名(宮園小6年生)が,宮園小体育館でミュージカルを上演し,夢を実現しました。
 会場となる宮園小学校体育館には,開場前に早くも鑑賞(かんしょう)を待ち望む人たちの長蛇(ちょうだ)の列ができ,13時30分の開場と同時に続々と入場してきました。
案内板 開場前に列をなす地域の人
 この日,ミュージカルを観るため集まったのは,地域の人をはじめ総勢600人余り。
会場を埋め尽くす地域の人
 そして14時ちょうどに開始。  
開会挨拶をする秋本実行委員会会長
 ミュージカルは,子どもたちが宮園公園にある時計台を舞台にタイムスリップし,小学校生活での先生との思い出等を振り返る中で,自分たちが忘れかけていた大事なこと,「感謝」に気がついていくストーリー。
 
 冒頭,さざなみ,海の風,小鳥の囀(さえず)り等が遠く聞こえる中,「今年も卒業式が近づいて来た…」と(宮園公園にある)時計台による語りかけから,ミュージカルはスタート。
 子どもたちは大勢の観客を前に物怖(ものお)じすることなく,最後まで見事に演じ地域の人・先生・在校生等に「支えてくれて ありがとう!」と感謝のメッセージを伝えました。
小学1年(算数の時間)にタイムスリップ 子どもたちに語りかける時計台
大野先生役の安村さん(夢の応募児童) 生徒役5人の息の合った踊り
 終演後,ドルフィンキッズの子どもたちがみんなに感謝の言葉を述べた後,客席から卒業を控えた6年生が一斉に舞台に登場し,「世界に一つだけの花」(SMAP)を合唱。
 さらに(ドルフィンキッズからの呼びかけに応じ)会場のみんなも一緒に歌を歌い,大きな拍手が鳴りやまぬ中,幕を閉じました。
感謝の言葉を述べる子どもたち
「世界に一つだけの花」を歌うドルフィンキッズと6年生 手拍子をとりながら一緒に歌う会場の人たち
(閉幕後)観客を出口で見送る子どもたち
 上演後「感謝の気持ちは伝わったと思う。」とほっと胸をなでおろす安村さん。
 「舞台袖で上演を待つ間,場内から(観客の)ざわめきが,もれ聞こえ鼓動が高まった。」けど,「舞台上では最高のミュージカルを精一杯演じることができた。今度はもっとたくさんの仲間とミュージカルを演じてみたい。」と子どもたちは感想を述べていました。
子どもたちから「感謝」の花束を受け取るコーラスピープルの新田代表,廣本先生(演技指導),小野島先生(歌唱指導)と前岡先生(振付指導)

 今回のミュージカルで一番伝えたかったメッセージは「感謝」。
 今日演じた子どもたちは,この言葉を胸に,(卒業後も)これから一人一人がさらなる夢を追いかけていきます。
 これまで夢の実現に向け御尽力していただいた夢配達人のコーラスピープルの先生,地域の方,学校の先生,保護者の方,本当にありがとうございました!