公益社団法人青少年育成広島県民会議

会員募集

平成19年度夢配達人プロジェクト〜大竹市立大竹小学校〜

バンブーオーケストラのプロに手伝ってもらい,
バンブーオーケストラを編成したい

みんなで協力して竹(バンブー)楽器を制作し,バンブーオーケストラを編成します!
 H20年度に夢を実現するための第一歩として,学校・地域の人が集まり,H19年12月18日(火)に大竹市総合市民会館で,初めて,夢配達人プロジェクト実行委員会を開催し,夢実現のための体制・計画等をみんなで話し合いました。
山口県に,竹楽器の製作・演奏のアドバイスを請いに行きました。
 バンブーオーケストラ編成の夢の実現に向け,1月8日(火)竹楽器制作からバンブーオーケストラの編成(演奏)について,実行委員会のメンバーが山口県岩国農林事務所に話を伺いに行きました。
 その後,「いわくに竹楽坊」の竹楽器の制作現場 兼 練習場所(JA山口東祖生支所)を見学し,竹楽器制作・演奏の素晴らしさについて教えていただきました。
 岩国農林事務所の宮崎様・田坂様,ありがとうございました。
竹楽器を作るため,2月23日(土)大竹市内2ヶ所で300本の竹を伐採(ばっさい)しました。
 朝8時30分過ぎ,市民会議・PTA・青年会議所・市役所・学校・ハートとハートの関係者30人近くが集まり,小方町で真竹(まだけ)200本を,立戸で孟宗竹(もうそうちく)100本を伐採し,大竹小学校に搬送しました。
 途中,猛烈(もうれつ)な強風が幾度も吹きすさびましたが,昼12時過ぎには無事,作業を終えることができました。
 山積みになった竹笹の切りくずをトラックに積み搬出するところ
 子どもたちも,みんなで力を合わせ竹を切ったり,切りくずの竹笹(たけささ)を運びました。

山口バンブーオーケストラのワークショップに参加しました!
3月29日(土)子どもたちと実行委員会のメンバー15名が山口バンブーオーケストラのワークショップに参加しました
ワークショップ会場となったJA山口東祖生支所(岩国市周東町)

山口バンブーオーケストラによる模範演奏(もはんえんそう)を聴(き)いた後,竹楽器の製作方法を教わり,子どもたちは実際にパンフルートの製作に挑戦しました。

バンブーオーケストラ編成の夢の実現に向け,4月19日(土)竹楽器作りに初めてとりかかりました!
 4月19日(土)大竹小学校内の推古館(すいこかん)で「ハートとハート」の子どもたちと地域の人 15名で,竹楽器作りに初めてとりかかりました。
夏から本格的な練習開始ができるよう,これから毎週楽器作りに取り組みます。
 昼過ぎから,バンブーオーケストラの楽団員(がくだんいん)を募(つの)るため,ゆっぴー(〔社〕青少年育成県民会議のキャラクター)が,小方(おがた)小学校に行き,下校時の児童らに団員募集を呼びかけました。
 大変な人気で,子どもに,もみくちゃにされ身動きがとれなくなる"ゆっぴー"
6月7日(土),大竹小学校推古館でバンブーオーケストラ(竹楽団)の楽団名の発表がありました。
 4月21日から5月17日まで,市内各小学校や公民館等を中心に,バンブーオーケストラの楽団名を応募するチラシを配布して募集。
 子どもから大人まで応募のあった45件の中から,夢配達人プロジェクト大竹市実行委員会が選考。
 本日その表彰式が行われ,正木実行委員会長から,最優秀賞(さいゆうしゅうしょう),優秀賞(ゆうしゅうしょう)及び敢闘賞(かんとうしょう)を受賞した応募者各々に記念品等が手渡されました。
 見事,最優秀賞に選ばれたのは,玖波小学校2年 北林慎太郎くんから応募のあった「ビッグバンブーオーケストラ」。
 大竹の市名と,宇宙の始まりを意味するビッグバンに,これから一気に羽ばたく「竹楽団」の未来を託(たく)してネーミングしたとのこと。
最優秀賞を授与される北林くん
 ゆっぴーも応援にかけつけてくれました。
ゆっぴーと握手するこの子も応募してくれました。
バンブーオーケストラ編成の夢の実現に向け,9月20日(土)夢配達人の柴田旺山(しばたおうざん)先生から竹楽器の演奏指導を受けました!
 9月20日(土)大竹総合市民会館で,ビッグバンブーオーケストラ(※)の子どもたち14名が竹楽器奏者の国内第一人者の柴田旺山(しばたおうざん)先生から,9時~16時30分まで,「剣の舞」・「涙そうそう」・「WAになって踊ろう」の演奏指導を受けました。
(※)「ビッグバンブーオーケストラ」という楽団名は,市民から一般公募し決定した楽団名。「ビッグ」(大)・「バンブー」(竹)と市名の掛詞(かけことば)やビッグバン(宇宙の最初期の状態)の意味が込められています
 非常に早いテンポで進行する「剣の舞」。
 「大きな音を出そうとバチを振り上げると遅れます。」「音を同じ強さで打てるよう練習してみてください。」 
 先生からバチさばきについて直接指導を受ける子どもたち。
  「レインスティック」(写真)の潮騒音(しおさいおん)を前奏(ぜんそう)に始まる「涙そうそう」。「剣の舞」とは,一転してゆったりとしたメローな曲調。このため,叩き方も変える必要があります。
 先生からのアドバイス「うすーく,包み込むように…大きな音を鳴らしてください。」
 「皆と同じ時間に同じ思いをもって演奏しないと音は大きくなりません。十数人の打点が合うと,バラバラの音が一つになり,二重・三重に音が大きくなります。」
 「『シ』でも『ラ』でもいいのでメロディーを歌ってみてください。」
 各自の演奏リズムを合わせるため,柴田先生の篠笛(しのぶえ)による伴奏(ばんそう)で,皆で「涙そうそう」を口ずさみリズムの一致を図りました。
(日本で一番古い楽器,篠笛(しのぶえ)で伴奏(ばんそう)をとる柴田先生。)
 夢配達人によるレッスンを振返り,正木樹梨葵(大竹小5年)さん「楽しかった。知らない演奏技法を教えてもらい感動した。(演奏は)難しいけど,先生に分かりやすく教えてもらって本当によかった。」
 今年,3月に,皆で竹を切り出し,試行錯誤(しこうさくご)を重ね,竹楽器を一から製作しました。音階調整(おんかいちょうせい)に苦労し,全ての楽器が完成したのが夏前。それから,今日まで集中して練習に取組んできました。
 「竹楽器は,竹の伐採から楽器製作まで,様々な人の手を介して出来上がって,多くの人の気持ちが竹筒の中にはこもっています。それを引き出して,聴く人をうれしい,暖かい気持ちにさせてあげてください。」と柴田先生。
 「バンブーオーケストラの編成」という夢の実現に向け尽力してきた地域の人皆の思いを通奏低音(つうそうていおん)に,一人一人の個性が共鳴し素晴らしいハーモニーを奏(かな)でられるよう,11月23日(祝)のALSOK(アルソック)ホールの公演に向けて頑張ります!
バンブーオーケストラ編成の夢の実現に向け,ビッグバンブーオーケストラの子どもたちが,11月9日(日)「大竹コイ・こいフェスティバル」で演奏しました!
 11月9日(日)大竹総合市民会館広場で開催された「大竹コイ・こいフェスティバル」で,ビッグバンブーオーケストラの子どもたちが「涙そうそう」・「剣の舞」・「WAになっておどろう」を演奏しました。
会場を埋め尽くす地域の人 インタビューを受ける正木さん
 この演奏で自信を深めた子どもたち。11月23日(日)のALSOKホールの公演に向け,皆で力を合わせて頑張ります!
ビッグバンブーオーケストラの子どもたちが,11月23日(日)「けんみん文化祭ひろしま08子ども文化フェスティバル」で竹楽器のオーケストラを編成・演奏するという夢を実現しました!
 11月23日(日)ALSOKホールで開催された「子ども文化フェスティバル」で,ビッグバンブーオーケストラの子どもたちが「涙そうそう」・「剣の舞」・「WAになっておどろう」を演奏し,夢をかなえました。
 冒頭,正木樹梨葵さん(大竹小5年)が「地域の人と一緒に竹を伐採して,みんなが手作りで竹楽器を作り,今日の日のため一生懸命練習してきました。是非私たちの演奏を聴いてください。」とあいさつし,演奏がスタート。
あいさつをする正木樹梨葵さん 応援に駆けつけた「ゆっぴー」 夢配達人プロジェクト実行委員会会長
正木さんの見事なタクトさばき
 演奏曲「涙そうそう」は,昨年「夢発表フォーラム」で鑑賞した映画「涙そうそう」と土井監督の講演に触発(しょくはつ)されて,子どもたちが選曲したもの。
「涙そうそう」前奏の潮騒音(しおさいおん)を奏でる様子
 当日,映画「涙そうそう」監督 土井裕泰(どいのぶひろ)監督から素晴らしい応援メッセージを頂きました。
土井監督のメッセージを読み上げる
TSS三上絵里アナウンサー

「天にむかって,ひたすら伸びていった ただそれだけの,一本の竹が 君たちの手で楽器になり 音になり 音楽になって また広島の空に還ってゆく。君たちの『想い』がたくさんの人達の心に届きますように!」
  子どもたち一人一人の「想い」は,竹と共鳴し見事なアンサンブルを奏(かな)で,たくさんの人達の心に届き共振しました。
 夢が実現した子どもたちは,今度は,大竹市民全員に,この「想い」が届くよう,新たな夢に向かって挑戦していきます!